こんにちは!Rです。前回は自己紹介だったので硬い文章でしたが、今回から陽気にやっていきますよ!
さて、今回は題名どおり冬山用のハードシェル選びの基準と結局何を購入したのかについて書いていこうと思います。冒頭からいきなりですが、個人的にめちゃくちゃ悩みました(笑)最終的に伏兵が現れます…
1.ハードシェルに求める点
私が冬用のハードシェルを購入するにあたり気になる点や必要条件は…
- 着心地の良さ
- 防水性と透湿性
- 耐久力
- 見た目
- 鼻までフェイスガードがあるか
- ベンチレーションの位置
などなど言い出したらキリがありません。しかしハードシェルは高価なので後々後悔するのだけは避けたいですよね。
2.購入候補
- finetrack エバーブレスアクロジャケット
- ARC’TERYX ベータARジャケット
- THE NORTH FACE FL L5ジャケット
購入候補はこんな感じです。
元々冬の山に入る用にMILLET TYPHON50000ウォームジャケットを使っていたのですが、標高2500mくらいの山に登った時に少し肌寒く感じてしまい、冬山を本気でやるならもう少しハードシェルをレベルアップさせてもいいかなと思い今回3種類を候補にあげました。
・finetrack エバーブレスアクロ
エバーブレスアクロが候補に入ったのは、ソフトシェルでfinetrackのフロウラップフーディを使っているからです。finetrackはレイヤリングをどのメーカーよりも重視しており、ベンチレーションを同じ位置に設けることによって衣服内のムレを一気に開放出来るという特徴を持っています。エバーブレスアクロが候補に入った理由は鼻まで覆えるフェイスガードがあること、袖がダブルカフ仕様になっていること、ストレッチがかなり効くことです。
出典:finetrack
・ARC’TERYX ベータARジャケット
ベータARジャケットはアークテリクスの中でもバランスの良いオールラウンドなモデルでとても汎用性があるのでいいなあと思いました。また使っている防水素材もGore-Tex®︎Proを使用しており、文句なしの100点満点だと思います。試着した時のサイズ感も良く、ファスナーやポケットの位置も扱いやすいので体格やサイズ感が合えばとてもおすすめの出来るハードシェルです。
出典:ARC’TERYX
個人的な心配点はGore-Texの透湿性の悪さやGore-Tex独特の生地の硬さが気になっており、そこが懸念材料でした。Gore-Tex商品は夏山用のシェル兼レインウェアで使用しており防水性には大満足ですが、衣服内の蒸れ感が気になっていました。
・THE NORTH FACE FL L5ジャケット
FL L5ジャケットはノースフェイスの中でも最近登場した新開発の生地「FUTURELIGHT™️」を使用したアルパインジャケットという位置付けになっています。高い透湿性とソフトシェルのような着心地の良さが売りになっており、実際試着した際も着心地の良さはとても感じました。ポケットの位置は前者2つのジャケットとは異なりクライミングなどを想定し胸元についています。ポケットの位置は皆さんの好みで変わってくると思いますが、一般的な位置の方が胸元より使いやすいのではないかなと思います(慣れの問題もあると思う)。欠点としては新開発の素材のため価格が高い(税込¥84700円)こと、US企画の商品なので体格によってはサイズ感が合わないこと、また個人的には少し他のシェルよりも重量があると思いました(それだけ丈夫な作りをしている可能性もある)。
3.伏兵現る Teton Bros!!
ここまで絞ってきたのにそれをひっくり返す伏兵が現れます(笑)。それがTeton Brosというメーカーです。元々ツルギジャケットという斜めジップで有名なジャケットがあったのでメーカー自体知ってはいました。しかしそれ以外のウェアが店頭に置いてあることが少なく、登山ウェアは試着が命なので試着できないものは最初から諦めており頭に全くありませんでした。
私がよく行く山梨県甲府市にある「Sunday」というアウトドアショップにティートンブロスのツルギジャケットが置いてあることは知っており、以前に試着したことがありましたが、少し物足りない印象がありました。それはツルギジャケットの重量が360gとかなり軽量であることです。試着時にソフトシェルのような肌触りと重量が冬山を行くには少し力不足なのではと思ってしまいました。
そう思いつつも気になってはいたのでもう一度お店に足を運んでみたところ、ツルギジャケットは売り切れでその代わりに見たことのなかったTB3ジャケットがあり、着てみたところかなり自分にしっくりきました。
Teton Bros TB3ジャケット とは
私が着てみて一目惚れしたTB3ジャケットはCoduraを使用したe-ventを採用しており、ソフトシェルまでのしなやかさではないが、適度な剛性感があり私が求めていた生地の質感でした。このモデルは冬期の縦走を想定しており、クライミングなどはしない私にとってぴったりのコンセプトでした。特質すべきポイントは従来よくある脇の下を通るベンチレーションの位置ではなく、肋骨のあたりを通る開閉のしやすい部分にあるベンチレーションです。なんとこの位置にあることによりミドルウェアのポケットへアクセスすることができます!!また大型の胸ポケットや鼻まで覆えるフェイスガードがあることも良い点でした。
出典:Teton Bros
私はハードシェルに求める点として着心地の良さを第一に重要視しており、このTB3ジャケットが求めていた物そのものでした。ということで購入候補全てをすっ飛ばしティートンブロスのTB3ジャケットを購入することになりました(笑)。
一番候補であったfinetrack エバーブレスアクロと比較して…
ティートンブロス TB3ジャケットと比較してfinetrackのエバーブレスアクロが個人的には一番素材感が似ていると思いました。finetrackを購入しなかった理由はレイヤリング全てをfinetrackで揃えることによって最大の能力を発揮するということが少しハードルが高いと感じたからです。実際現在使用しているメーカーもアイテムによって色々ですし、今からまた揃えるのが億劫だったということもあります。個人的な意見ですがデザインもティートンブロスはオシャレでカッコよく、カラーもDarkNavyというあまり見ない色で渋くて素敵なのも決定打になりました。
4.総括
今回購入したティートンブロスのTB3ジャケットはティートンブロスも初めてであり、防水透湿素材のe-ventも初めてです。なので今後実際に登山で使用してみてまたレビューできたらいいなと思っています。もしかしたらTB3ジャケットの詳細レビューもやるかも(笑)。そして現在(1/11)、TB3ジャケットはかなり品薄になっているため気になっている人はすぐに買うべきです!
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